『第2回NEWギャラリー展』
5/19[日] 14:00 (一部)/16:00 (二部) [カンパ制]
会場:OHARANO STUDIO GALLERY
新たなギャラリーでのイベントとして、
新たなギャラリーが集まる場所として、
誰もが、どんなスタイルでも参加できる即興セッションイベント『NEWギャラリー展』を企画しました。
主催:波多野円香
(OHARANO STUDIO GALLERY)
[email protected]
──────
第2回目は、「秘密劇場ミラネリ」による「大原野ストレッチの会」も同日に開催していただきました。(12:45-13:45)
セッションは、ギャラリーに飾られた作品を元にテーマを考えてから開始。
様々なドラマが生まれ、感想の交流が盛り上がりました。
雨のため外には出られませんでしたが、
部屋の広さや時間の長さ、小道具の使い方などに変化をつけることで、多様なセッションのあり方を楽しみました。
5/19[日] 14:00 (一部)/16:00 (二部) [カンパ制]
会場:OHARANO STUDIO GALLERY
新たなギャラリーでのイベントとして、
新たなギャラリーが集まる場所として、
誰もが、どんなスタイルでも参加できる即興セッションイベント『NEWギャラリー展』を企画しました。
主催:波多野円香
(OHARANO STUDIO GALLERY)
[email protected]
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第2回目は、「秘密劇場ミラネリ」による「大原野ストレッチの会」も同日に開催していただきました。(12:45-13:45)
セッションは、ギャラリーに飾られた作品を元にテーマを考えてから開始。
様々なドラマが生まれ、感想の交流が盛り上がりました。
雨のため外には出られませんでしたが、
部屋の広さや時間の長さ、小道具の使い方などに変化をつけることで、多様なセッションのあり方を楽しみました。
第2回NEWギャラリー展 REVIEW
第2回目。今回は時間が進むにつれて参加者が増加。「見るだけ」という方の出入りもあり、半日で多くの人の動きがあった。開かれた場であることから生まれる人の動きに、難しさと楽しさがある。悪天候で外にはでられなかった分、部屋の使い方や時間における実験がたくさんできたが、前回から引き続いて音楽とダンスという印象は強い。
イベント開始直前まで、同じく大原野にある「秘密劇場ミラネリ」主宰のダンサー・カナールミランさんにストレッチ会も開催していただく。畳の柔らかさに、大きな窓から入る風が心地よい。場所が身体や精神へ大きな影響を与えることが実感される。
[第1部]
・ベ・サンスンの作品の解説→「結び」をキーワードにすることに決定(約51分)
「結び」を「おむすび」に変換し、おむすびを握る動作を一貫して取り入れていたダンサーの姿が印象的。セッション中の筆者は、その動作を「結び」を抽象的に表現したものだと思っていたが、「おむすび」という具体的なモノの表現であったと後から知る。前回にはあまり見られなかった演劇的な身体の登場として、今回のセッションへの期待に胸が膨らむ。
波音がDJからかけられて以降、雰囲気は一変。
男性ダンサー1名に対し、女性ダンサー3名が波を思わせる規則的なリズムで踊る。男性を奥の部屋へと押し進めた後、波は消えていった。残る男性。不穏な和音の連続の中、もだえるような動きが繰り返され、静かにセッションは幕を閉じた。スピーカーから流れる波音と、実際に水を発する霧吹きの音という「水」の階層が生まれていた。
前回はなかったエレキギターの音色も刺激的。空間に切り込むストレートな音色と、穏やかな大原野の空気の対比が楽しい。
[第2部]
・部屋を1室に、時間を5分程度に区切る(約5分×3回)
①部屋の中央におかれた小さなマラカスが参加者の動きを誘う。小道具があると「追いかける」「奪い合う」というシーンが分かりやすく見えるようだ。
残り時間の合図がほとんどの参加者から気づかれない、没頭の時間となった。
②おりんの音色からスタート。部屋の中央に集められた楽器へと参加者が群がる。4つんばいで楽器へにじり寄る参加者に対し、あるダンサーは肩で立ちながら侵入し、予定調和の道を避けていく。
終了する際、それぞれが30秒間静止し、崩れるというやり方を設定する。
③朗読「あいまいな海」+のこぎり演奏
音の数が少ないからか、自身を海に溶かすという詩の内容からか、ダンサーが外の情報以上に内面との対話から動きを生み出しているように見えた。身体の絡み合いからは、細胞、DNAといったミクロの世界における関係性すら想起される。この約5分間のテーマは、身体の、皮膚の内部の世界だったといえるだろう。
ここでも霧吹きが随所に登場し、声で表現される海——水に対してリアルな「水」の音が聞こえていた。
・まとめ(約31分)
短いセッションを立て続けにしたので、最後は長めに。おりんの音にはじまり、少しずつダンサーが増加していく様子が目に心地よい。3部屋のおよそ中央に位置する出入口が効果的に用いられ、じわじわとした人数の増減が実現されていた。
今回はダンサーのソロのシーンが何度か見受けられた。人体の定義を疑ってしまうほど、アクロバティックに自在に動く身体に圧倒される。そこに、長い手足が絡む。独自のリズムが混ざる。
突然「あっ、もしもし~」と電話が乱入。
驚いたが、このイベントでは演技の即興ももちろん可能である。気づくと電話は終わっていて、言葉を挟みながらの踊りが展開されていた。
「参加スタイル」という区別も、本当は不要なのかもしれない。
波多野円香(OHARANO STUDIO GALLERY)
〈次回予定〉
『第3回NEWギャラリー展』
6/23[日] 14:00 (一部)/16:00 (二部) [カンパ制]
会場:OHARANO STUDIO GALLERY
主催:波多野円香
(OHARANO STUDIO GALLERY)
[email protected]
〈次回予定〉
『第3回NEWギャラリー展』
6/23[日] 14:00 (一部)/16:00 (二部) [カンパ制]
会場:OHARANO STUDIO GALLERY
主催:波多野円香
(OHARANO STUDIO GALLERY)
[email protected]
※終了しました